社内評論家が組織に必要ない理由
企業ミーティングの際に、新しいアイデアに対する新しいアイデアに対する評論・コメントは出すのに、代替案を示さない人を社内評論家と言います。社内評論家は、どうすれば変えられるか」「どうすれば達成するか」という前向きな思考がなく、とにかく批判だけする人がいます。
社内評論家の特徴
- 新しい提案を受け入れない
- 新しい取り組みに対して批判的
- 新しい取り組み・提案に対してリスクのことばかり気にする
- 批判や懸念点ばかり挙げ行動しない
- 保守的に物事を進めたがる
社内評論家の心理状態として、勇気を出しリスクを取って失敗し責任を負うことを恐れており、個人としての地位を守りたいなどの自己都合の保守的な理由から社内評論家になります。組織に必要がない理由です。
社内評論家のコメントや評論には、なぜなぜと深堀りしていくのではなく、意見に対してそれで?それで?と深堀りをすることが自分のことだと考えるようになってくれます。感想を聞くのではなく、発言に責任を持たせるために主観性のある意見を引き出すことが重要になります。
社内評論家が上司になってしまったら
新しい提案は承認してもらえないため、承認してもらうために上司のアドバイスや助言をもとに修正を行う必要がありますが、社内評論家の上司はアドバイス・助言通りに修正されたものを見ても新たな指摘・リスクを見つけ、なかなか承認までこぎつけられません。上司のアドバイス・助言と部下が実行した修正のいたちごっこになると、部下のモチベーションもなくなります。上司は部下をマネジメントする立場でありながら、部下の士気が下がってしまいます。
また、上司の承認が下りず新しい取り組みを実行することができないため、成果や実績を残すことが出来ず、評価されない、出世・昇進できないという負のループに陥ります。
社内評論家の部下になっただけで、あなたには会社人生で大きなデメリットとなってしまうのです。
上司がこのような社内評論家タイプだと部下は苦労します。
仕事において、客観的に見ることは必要で、アイデアに対して評論やコメントは重要な事ではありますが、
他人事だと思い責任感のない発言をされてしまうと、何事も進まずただアイデアが否定されただけになります。新しいことをする時に最悪の事態を想定した、ネガティブな考えは必要です。もし悪い状況になると想像できるのであれば、否定するだけではなくその状況になった場合にはどのようにすればいいのか、その先まで考えて意見する主体性や先を見る力が重要になります。
社内評論家にならない為には
社内評論家は、新しいアイデアには意見する事がありますが、そのコメントは他人ごとであり責任感のない発言になっています。自分の立場を守るために、現状維持で保守的なことをすると変化がなく成長する事も出来ません。
評論する目的を細分化すると「意図の理解」と「分析」であり、不満ではなく「希望」と「改善策」を意識することによってただ批判するはやめましょう。
まさに、「言うは易し、行うは難し」です。
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